暖かくなってくるのはいいなだけどなあ。
こんにちは。昨日くらいから暖かくなってきて気持ちいいと思いきや、やっぱりお鼻と目がかゆい。
きましたか、この季節が、、、。
花粉症はアレルギー反応の1種です。そのため、体の免疫力を高めることで抵抗力を上げるとアレルギー反応を抑えることができます。
なので、対策をとっていきましょうか。
基本はバランスの取れた食生活を心掛けることが大切ですが、とくに意識したい栄養素や、代表的な食品を紹介していきます。
中には組み合わせることで効果が向上する食材もあるので、食べ方や組み合わせに気を付けて花粉症に対策していきましょう。
花粉症におすすめの食べ物・飲み物8選
ここからは花粉症におすすめの成分について「期待できる効果」や「その成分がふくまれている具体的な食材」を交えて紹介します。
花粉症だけではなく、日々の健康にも有効な食材ばかりなので日常的に食べてみることもおすすめですよ。
1.ヨーグルト、納豆、キムチなどの発酵食品
ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌などの発酵食品には、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が豊富に含まれています。そして、これらは腸内の悪玉菌を減らし、カラダに有害な添加物などの不純物の排出をサポートしてくれる働きを持っています。
腸内環境を整えるということはカラダの各機能を正常に保ち、免疫力アップ、アレルギー症状緩和につながる、というわけです。女性に嬉しい美肌効果も期待できる発酵食品。毎日の朝ごはんに取り入れてみてください。
2.食物繊維が豊富な野菜・果物・海藻
腸内環境を整えるのに有効な栄養素で言えば「食物繊維」も挙げられます。様々な食物に含まれていますが、特にごぼうやアボガドなどの野菜、わかめや昆布などの海藻などには多く含まれているといわれています。
スープやサラダなどに取り入れることで、日々の献立を崩すことなく気軽に摂取できるので、ぜひお試しください。
3.オリゴ糖が豊富なきなこ、はちみつ
きなこやはちみつは、前述した「善玉菌」のエサになるオリゴ糖を豊富に含むため、適度に摂取することで善玉菌の働きをより活発にし、腸内環境をさらに良くすることができます。
2つとも調味料に近い用途で利用できるため、善玉菌を含むヨーグルトや、食物繊維を多く含むバナナとの組み合わせなど、おやつ感覚で摂取できることもおすすめの理由です。
4.DHAが取れるイワシやサバなどの青魚
花粉症の原因は「ヒスタミン」というアレルギー物質です。このヒスタミンの働きを抑えることが、花粉症などのアレルギー症状をおさえることにつながるわけです。
鰯や鯖などの青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタイン酸)は、その働きを持っています。
魚より肉が好き! という人も、花粉症シーズンは意識的に青魚を毎日の食事に取り入れることをオススメします。
5.エゴマ油・亜麻仁油
エゴマ油や亜麻仁油には、青魚に多く含まれるDHAなどと同じ「n-3系脂肪酸」の「αリノレン酸」が多く含まれています。
αリノレン酸には、DHAと同じくアレルギー症状を抑える働きがあるとされているのです。ただし、加熱調理には向いていないため、ドレッシング代わりにサラダにかけたり、はちみつと一緒にヨーグルトにかけるなどの生食がオススメです。摂取量の目安は、1日にティースプーン1杯ほど。
摂りすぎには注意しましょう。
6.リラックス効果の高いお茶・ハーブティー
リラックス効果の高いハーブティーとして人気のレモンバームやカモミール。じつはリラックス効果だけではなく、高い抗アレルギー作用も期待できるんです。
ハーブ類は全般的に抗酸化作用の高いポリフェノール成分が多く含まれていますが、なかでもレモンバームに多く含まれる「ロズマリン酸」は、アレルギー症状のもととなるヒスタミンの分泌を抑える働きが高く注目されています。
花粉症に悩む人は就寝前にレモンバームやカモミールティーを飲むことで、リラックスしながら花粉症対策を行えるのでは?
7.ビタミンを摂取できるフルーツ・ナッツ・緑黄色野菜
ビタミンA、C、βカロテンは身体の抵抗力を上げてくれる他、粘膜を強化して
花粉症による「かゆみ」や肌荒れの予防にも作用してくれます。
ビタミンA、Cは免疫低下の原因となる「活性酸素」を取り除く効果も期待でき、βカロテンと合わせてこれらを同時に摂取すると、相乗効果によってさらに高い効果が期待できます。
これらはにんじんやパプリカ、ブロッコリーなどに多く含まれるため、前菜などに取り入れることで辛い症状の緩和・予防が期待できます。
strong>8.ポリフェノールが豊富なチョコレート
チョコレートも発酵食品のひとつ。原料、カカオを発酵させて作られているのです。そんなチョコレートにはポリフェノールがたっぷり! ポリフェノールは苦みを伴う色素成分で、細胞の老化を防ぐ抗酸化作用が高い物質として研究が進められています。細胞の老化を防ぐということは、免疫力UP、アレルギー症状の緩和につながります。花粉が気になる時期のおやつにぴったりですね!
花粉症の人が控えたい食べ物や飲み物8選
ここまで紹介した食材とは逆に、食べ合わせやタイミングによって花粉症を悪化させてしまう食材もあるのです。こちらもどのような効果をもたらすのか、具体的な食材も合わせて紹介していきます。事前に気を付け、摂取を控えることで予防や対策を万全にしておきましょう。
1.トマトや果物
トマトをはじめとする一部の野菜や果物には、「ヒスタミン」という成分が多く含まれており、これらを接収すると口腔アレルギーと呼ばれる、花粉症とは別のアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
アレルギー症状が起きている間は免疫力が低くなるため、こういった別のアレルギー症状への耐性も低くなり、併発してしまうとより重たい症状となる可能性があります。特にヒスタミンなどの成分は花粉症に含まれるアレルゲン成分と構造が良く似ているため、仮に花粉症に対策を行っている状態でもアレルギー症状が起きる可能性があるのです。
2.甘いもの全般
お菓子などの甘いものに含まれる砂糖は、取りすぎると身体を冷やす、悪玉菌を増やすなどの腸内バランスを崩す作用をもたらします。血糖値を上昇させる働きもあるため、粘膜を刺激してかゆみや鼻水などの花粉症の症状が悪化する可能性があるため、過度な摂取は抑えるべきでしょう。
3.肉や牛乳
牛肉や牛乳に多く含まれる動物性たんぱく質は、摂取しすぎると腸内で分解できないまま吸収されてしまいます。分解が不十分なまま吸収すると、身体がこれらを異物とみなし免疫系が活発になるため、アレルギー反応を引き起こしやすくなります。
発症を防ぐためには腸内環境を整えることが大切なので、このように腸内に負担をかけるような食事は避けた方が良いでしょう。
4.高脂肪のもの
脂肪に含まれる「飽和脂肪酸」は腸内環境を悪化させ、悪玉菌を増やしてしまう効果があります。適量の摂取であれば問題ありませんが、摂取しすぎると消化が追い付かず腸内環境が悪化する原因になりますので、過剰な摂取は控えるようにしましょう。
5.アルコール
アルコールの取りすぎは血液の流れを調節する「交感神経」の働きを弱くしたり、アルコールを分解する際にヒスタミンを放出させたりと花粉症の症状悪化につながります。
利尿作用もあるため、脱水症状にもつながりやすく、粘膜などのアレルギー物質を外に出すはたらきを弱くしてしまう面も。
6.辛いもの全般
香辛料は毛細血管に刺激を与えてしまい、鼻や目周辺の充血につながります。充血してしまうと鼻水が止まらなくなったり、涙目になってしまったりと、ただでさえ辛い花粉症の症状が悪化してしまいかねないので、できるだけ摂取は控えるようにしましょう。
7.マーガリン
マーガリンやファーストフード系食品に多く含まれる「トランス脂肪酸」という成分は、身体の免疫機能を低下させ、花粉症の症状を悪化させてしまう効果があります。また、油分を多く含むため過度な摂取は身体の栄養バランスを崩すきっかけにもなりかねません。油分が少ないものにする、過度な摂取は避けるなど、摂取の仕方には気をつけたいところです。
8.小麦粉製品
小麦粉製品に多く含まれる「グルテン」は、小麦アレルギーを引き起こすことがあるため摂取に注意が必要です。
また、グルテンそのものが消化し辛い成分のため、長く腸の中にとどまりやすく腸内環境の悪化につながることもあります。
普段食べてもアレルギー症状が現れない人でも、花粉症のひどいときに接種してしまうとアレルギー症状があらわれることがあるので、期間中だけでも避けてみる工夫が大切です。